昭和時代の何気ない日常を知りたい!残したい!
そんな思いから、昭和時代を過ごしてきた方の体験談などを紹介していきます。
「あ~、そんなことあったな」と共感したり、「そんな時代もあったのか!」と驚いたり、この企画が昭和という時代を身近に感じ、それぞれの思いで楽しむきっかけになれば幸いです。
今回紹介するのはこちらのエピソードです。
"私が生まれた時代は戦後復興に向かって進んでいる時代でした。特に顕著な行事は昭和39年の東京オリンピックですね。その頃はテレビは家庭ではカラーではなく、白黒の時代でした。そして、東京オリンピック後にカラーテレビが普及することになって行きました。又、この時代に顕著に思い出すのは、国鉄の幾つもの駅のプラットフォームには、立ち食いで食べることが出来る立ち食い蕎麦店が有りました。特に、冬の寒い日には、温かい蕎麦は本当に美味しかったことを思い出します。"
(昭和25年生まれ 男性)
※あくまでも個人のエピソードです。昭和時代を過ごしたすべての人に当てはまるとは限りません。
今回のエピソードはいかがでしたか?
筆者は、昭和39年(1964年)の東京オリンピックは「教科書で読んだ出来事」くらいに思っていましたが、東海道新幹線が開通したのも羽田空港が整備されたのもこの頃。
エピソードにあるように、カラーテレビが普及したのもこの頃で、東京オリンピックの開催がいかに日本人の生活に影響を与えたかがわかりますね。
カラーテレビでは色の情報が正確に伝わる良さがありますが、色の想像が自由にできる白黒テレビもまた違った良さがありそうだなと個人的に思っています。
さて、今でも駅の構内に立ち食い蕎麦のお店がある光景はたまに見かけますが、あの場所にある蕎麦屋さんはなぜか特別な雰囲気を感じませんか?
最近では駅の中にある立ち食い蕎麦屋の閉店が相次いでると耳にします。物価などの高騰によるものなのか、手軽なコンビニの数が増えたからなのか、コロナ禍も理由の一つなのかもしれません。
駅のプラットフォームで冷めた体を温かい蕎麦で暖める…とても素敵ですよね。
駅の中で立ち食い蕎麦屋を見つけた際には、一度体験してみたいものです。