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【昭和体験談エピソード14】夏休みといえば”あの体操”?

イベント
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昭和時代の何気ない日常を知りたい!残したい!

そんな思いから、昭和時代を過ごしてきた方の体験談などを紹介していきます。

「あ~、そんなことあったな」と共感したり、「そんな時代もあったのか!」と驚いたり、この企画が昭和という時代を身近に感じ、それぞれの思いで楽しむきっかけになれば幸いです。

今回は、夏休みの思い出に関するエピソードを紹介します。

"戦後の焼け残りのような住宅街の思い出です。
夏休みになると毎朝7時ごろから公園のグラウンドでラジオ体操をやっていました。
5〜6地区から集まっており、誰でも参加できたため、老若男女200〜300人は軽くいたような気がします。(子供が多かったからカサは低いが頭数は多い) 

朝6時45分くらいからスピーカーを使って大音響で人を集めていました。
音源は黒いレコードで、子連れ狼など、当時でもすでに古かった歌謡曲が繰り返し流れていました。

体操がはじまるまではバレーボールをしたり、公園の遊具で遊んでいたり…。
友達を探して、そのままひと遊びして帰るのが夏休みの過ごし方でした。"
(昭和40年代生まれ 女性)

※あくまでも個人のエピソードです。昭和時代を過ごしたすべての人に当てはまるとは限りません。

今回のエピソードはいかがでしたか?
今回のエピソードのように夏休みにラジオ体操をしたという大人の方は多いのではないでしょうか。

地域によるかもしれませんが、それぞれに出席カードが配られ、参加をすればスタンプなどが押され、全て参加すると文具セットなどがもらえていた人もいるようです。
景品があるのなら!と眠くてもやる気が出る子どもは多そうですよね。

夏休みの期間にラジオ体操をするというイベントは1930年に始まったとされています。

現在でも続いている場所はあるようですが、近隣への騒音、共働き世帯の増加、少子化、子どもの健康や安全性の確保、コロナ禍での意識の変化などのさまざまな理由から、期間を短くしたり廃止にしている所も増えているそうです。

残念ながら、筆者は夏休みのラジオ体操に参加したことがありませんが、今回のエピソードのように老若男女が朝から数百人集まる光景はなんだか素敵で、ひと夏くらい体験してみたかったなぁとも思います。