昭和時代の何気ない日常を知りたい!残したい!
そんな思いから、昭和時代を過ごしてきた方の体験談エピソードを紹介していきます。
「あ~、そんなことあったな」と共感したり、「そんな時代もあったのか!」と驚いたり、この企画が昭和という時代を身近に感じ、それぞれの思いで楽しむきっかけになれば幸いです。
今回は、昭和の電話事情についてのエピソードを紹介します。
"昭和時代は週末あたりになると公衆電話や電話ボックスに並ぶ方が多くいました。特に都会の公衆電話は特に。
土曜の夕方あたりだと家族にこれから帰るコールをする人が多かった印象です。私自身も地下街などの公衆電話の前に自分の出番が来るまで並んだことがあります。今では考えられないことなので良い思い出です。
なので、今よりも10円玉を多く財布に入れてることが多かったです。
まだ学生だったしバイトもしてなかったので100円とかあまり持ってませんでしたし。"
(昭和47年生まれ 男性)
※あくまでも個人のエピソードです。昭和時代を過ごしたすべての人に当てはまるとは限りません。
今回のエピソードはいかがでしたか?
現在は、ほとんどの人が携帯電話を持ち歩いています。
今から帰るという連絡も、携帯電話やスマホから簡単にできますし、連絡をしなくとも位置情報共有アプリで場所を把握しているという人もいるほど便利な時代です。
また、キャッシュレス化も進んでいるため、そもそも現金を持ち歩いていない人も多いかと思います。
そのため、わざわざ公衆電話を使う人も少なくなっているのでしょう。
そんな背景も関係しているのか、台数が最大であった1980年代で90万台以上もあった公衆電話も、2021年の時点で14万台を下回るほど減っています。
公衆電話は災害時に繋がりやすい連絡手段だとされていますし、なにかが起こった際に警察や救急車を呼ぶ際は無料です。
いざという時に公衆電話を使うことに抵抗がなくなるという利点もあるので、使ったことのない人は一度新鮮な気持ちで公衆電話を使ってみてはいかがでしょうか。
【参考リンク】
・公衆電話を取り巻く環境変化(NTT)
https://www.ntt-east.co.jp/univs/pdf/univ-sub15.pdf
・公衆電話設置数(NTT技術史料館)
https://hct.lab.gvm-jp.groupis-ex.ntt/panel/pdf/0_His2_1_3_5.pdf